ワクチン接種は、疾患の予防に非常に効果的です。副作用のリスクと予防効果を考慮し、適切な時期に適切な方法で接種を受けることが重要です。ワクチン接種後に副反応が現れることがありますが、通常は軽度で一時的です。ご自身の健康維持のため、ぜひご検討ください。

インフルエンザワクチン

  • 小児可
  • 予約サイトより予約可
  • 期間限定

当院では、毎年のインフルエンザ流行に備え、インフルエンザ予防接種を行っています。

対象者(佐世保市在住) 接種回数 費用
6ヶ月~12歳以下のお子様 2回接種(2~4週間の間隔を空けて) 4,000円
13歳〜64歳の方 1回接種 1,500円
65歳以上 1回接種 1,500円

インフルエンザとは?

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性の呼吸器感染症です。突然の高熱、咳、喉の痛み、全身の倦怠感などの症状が特徴で、特に高齢者や基礎疾患のある方、小児では重症化することがあります。

ワクチンの効果

インフルエンザワクチンは、感染や発症を完全に防ぐものではありませんが、以下のような効果が期待できます。

  • 発症のリスクを軽減
  • 重症化や合併症(肺炎など)の予防
  • 集団免疫の形成による流行の抑制

特に、高齢者や基礎疾患をお持ちの方、小児、妊婦などには接種が強く推奨されています。

副反応(副作用)について

インフルエンザワクチンは、感染や発症を完全に防ぐものではありませんが、以下のような効果が期待できます。

軽度(多くの方に見られる一時的なもの)
  • 接種部位の腫れ・赤み・痛み
  • 軽い発熱
  • 倦怠感・頭痛
これらは通常、1~3日以内に自然に回復します
稀に起こる副反応
  • 発疹、じんましん
  • アレルギー症状(かゆみ、かぶれなど)
ごく稀に起こる重篤な副反応
  • アナフィラキシー(重度のアレルギー反応)
  • ギラン・バレー症候群(極めてまれ)

接種を受けられない場合

以下に該当する方は、接種前に医師にご相談ください。

  • 明らかな発熱がある方(37.5℃以上)
  • 重い急性疾患にかかっている方
  • 過去にワクチンで強いアレルギー反応を起こしたことがある方(卵アレルギーがある場合でも過去に重度のアレルギー反応をおこしたことがなければ接種可能です)

ご予約・お問い合わせ

インフルエンザワクチン接種は予約制となっております。予約サイトにて予約をお願いいたします。

帯状疱疹ワクチン

  • 小児不可
  • 50歳以上対象
  • 原則電話予約

予約をされますと日時変更は可能ですが、キャンセルは不可となりますのでご了承ください。

当院では、2種類のワクチンによる帯状疱疹予防接種を行っています。

種類 接種料金 佐世保市助成金
乾燥弱毒水痘ワクチン
「ビケン」
9,500円
(実質 5,200円)
4,300円
不活性化ワクチン
「シングリックス」
24,500円
(実質 14,200円)
10,300円

帯状疱疹とは

帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされる疾患で、主に高齢者や免疫力が低下した方に発症しやすいとされています。日本では、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を経験すると言われています。

帯状疱疹は皮膚に水疱を伴う発疹が帯状に現れ、強い痛みを伴うことが多いです。症状は通常3~4週間続きますが、発疹が治癒した後も長期間にわたり痛みが続くことがあります。これを帯状疱疹後神経痛と呼び、50歳以上で発症した場合、約20%の患者がこの状態になると報告されています。

帯状疱疹ワクチンは帯状疱疹の発症を予防するだけでなく、帯状疱疹後神経痛のリスクを低減する効果が期待されています。特に、50歳以上の方に対する接種が推奨されています。

2025年4月1日より佐世保市では帯状疱疹ワクチンの定期接種化が開始されました。65歳以上で5の倍数の年齢に達する患者(65, 70, 80, 85, 90, 95歳)および100歳以上の患者さんが対象となります。

当院での帯状疱疹ワクチンについて

当院では、以下の帯状疱疹ワクチンを取り扱っています。

乾燥弱毒水痘ワクチン『ビケン』(1回接種)

日本で開発された生ワクチンで、ワクチンの有効率は中等度で40~70%と報告されています。治療効果期間は5年前後なので、5年以上の間隔を空ければ再接種が可能です。

不活性化ワクチン「シングリックス」(2回接種)

不活性化ワクチンで、2回の接種が必要です。標準的には1回目の接種から2ヶ月後に2回目を接種しますが、6ヶ月以内であれば2回目の接種が可能です。ワクチン接種時に若干の痛みを伴い、副反応が3日程度持続することがありますので、翌日に予定がない時の接種をお勧めします。しかし、ワクチンによる予防効果は90%以上と高く、治療効果期間は9年以上と報告されています。免疫力が低下している患者様(抗がん剤治療中など)はこちらを推奨します。

副反応(副作用)について

乾燥弱毒水痘ワクチン『ビケン』

  • 接種部位の赤み、腫れ、かゆみ
  • 軽度の発熱
  • 発疹(まれ)
  • 倦怠感

不活性化ワクチン「シングリックス」

  • 【頻度が高い順】
  • 接種部位の痛み、腫れ、赤み(非常に一般的)
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 発熱(微熱~38℃台)
  • 筋肉痛
  • 悪寒
  • 胃腸症状(吐き気など)

これらの副作用は通常、2~3日で自然に改善します。

  • 【重篤な副作用(非常にまれ)】
  • アナフィラキシー(重度のアレルギー反応)
  • 強いアレルギー症状(じんましん、呼吸困難、顔や喉の腫れなど)

ご予約・お問い合わせ

帯状疱疹ワクチンの接種をご希望の方は、当院までお問い合わせください。詳細な費用や接種スケジュールについてご案内いたします。
帯状疱疹は、適切な予防接種により発症リスクを大幅に低減できます。ご自身の健康維持のため、ぜひご検討ください。

麻疹・風疹・水痘・流行性耳下腺炎ワクチン予防接種

  • 小児不可
  • 原則電話予約

予約をされますと日時変更は可能ですが、キャンセルは不可となりますのでご了承ください。

当院では医療従事者の人たちに対するワクチン接種を行っています。
副作用の観点から小児を対象とするワクチン接種は行っていませんのでご了承ください。

種類 形態 方法 費用
麻疹
(乾燥弱毒生麻疹ワクチン)
生ワクチン 皮下 7,500円
風疹
(乾燥弱毒生風疹ワクチン)
生ワクチン 皮下 7,500円
水痘(みずぼうそう)
(ビケン)
生ワクチン 皮下 9,500円
流行性耳下腺炎(ムンプス)
(おたふくかぜ生ワクチン)
生ワクチン 皮下 7,500円
麻疹風疹混合ワクチン
(ミールビック)
生ワクチン 皮下 12,100円
疾患名 抗体価陰性 抗体価陽性
(基準を満たさない)
抗体価陽性
(基準を満たす)
麻疹(はしか)
(EIA:IgG)
陰性(2.0未満) 2.0以上〜16.0未満 16.0以上
風疹
(EIA:IgG)
陰性(2.0未満) 2.0以上〜8.0未満 8.0以上
水痘(水ぼうそう)
(EIA:IgG)
陰性(2.0未満) 2.0以上〜4.0未満 4.0以上
流行性耳下腺炎
(おたふくかぜ)
(EIA:IgG)
陰性(2.0未満) 2.0以上〜4.0未満 4.0以上
各抗体価に対する
ワクチン接種必要回数
1ヶ月以上開けて
2回予防接種
1回予防接種 不要

※1歳以上で2回の予防接種の記録がある場合には抗体検査は必須ではありません。抗体価陽性になるまで予防接種を受け続ける必要はありません

※1歳以上で2回の接種記録があるにも関わらず抗体検査を実施して抗体価陽性(基準を満たさない)に該当する抗体価であった場合でも、1歳以上で4回以上の接種は推奨しません

※複数のワクチン接種が必要な場合にはそれぞれの接種間隔は最低でも1ヶ月あけて接種しなければなりません

※まずは接種前に勤務する予定の医療機関への相談をおすすめします

副反応(副作用)について

麻疹ワクチン

  • 【一般的な副作用】
  • 接種部位の痛み、腫れ、発赤
  • 軽度の発熱
  • 発疹(まれ)
  • 【まれな副作用】
  • 無菌性髄膜炎
  • 血小板減少症

風疹ワクチン

  • 【一般的な副作用】
  • 接種部位の痛み、腫れ、発赤
  • 軽度の発熱
  • 発疹(まれ)
  • 【まれな副作用】
  • 関節痛や関節炎(特に女性)
  • 無菌性髄膜炎

流行性耳下腺炎(水痘)ワクチン

  • 【一般的な副作用】
  • 接種部位の痛み、腫れ、発赤
  • 軽度の発熱
  • 発疹(まれ)
  • 【まれな副作用】
  • 無菌性髄膜炎
  • アナフィラキシー(重度のアレルギー反応)

※上記の副作用は通常、軽度で一時的なものです

※接種後に異常を感じた場合は、速やかに医療機関に相談してください

※妊娠中や免疫抑制状態にある方は、ワクチン接種前に医師に相談することをおすすめします

ご予約・お問い合わせ

インフルエンザワクチン接種は予約制となっております。予約サイトにて予約をお願いいたします。

B型肝炎ワクチン

  • 小児可
  • 原則電話予約

当院ではB型肝炎ワクチン接種を行っています。

種類 形態 方法 費用
B型肝炎ワクチン
(ビームゲン 0.25ml)
10歳未満
不活化ワクチン 皮下 または 筋肉 6,500円
B型肝炎ワクチン
(ビームゲン 0.5ml)
10歳以上
不活化ワクチン 皮下 または 筋肉 6,930円

抗体検査について

抗体価基準値
HBs抗体価が10 mIU/mL以上
接種方法
通常3回(0週、4週、20~24週後)
3回目の接種後1~2ヶ月後にHBs抗体検査実施
1シリーズ接種歴がある場合は下図参照
備考
抗体価が10 mIU/mL未満の場合、追加のワクチン接種が推奨されます

副反応(副作用)について

主な副作用

接種部位の痛み・腫れ・赤み
数日で改善することが多い
発熱
軽度(37〜38℃)のことが多く、接種後1〜2日で収まる
疲労感・倦怠感
一時的なものが多い
頭痛
稀に報告されるが重症にはなりにくい
吐き気・食欲不振
胃腸症状が一時的に現れることがある

全身症状

  • 発熱(微熱程度)
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 食欲不振

まれな副作用

  • じんましん
  • かゆみ
  • 発疹
  • めまい
  • 吐き気

【重篤な副作用(非常にまれ)】

  • アナフィラキシー(重度のアレルギー反応)

【特に注意が必要な人(接種前に相談が必要)】

  • 重度のアレルギー歴(特に酵母成分など)
  • 発熱中や急性疾患がある人
  • 過去にB型肝炎ワクチンで重い副作用が出たことがある人

B型肝炎ワクチンは安全性が高く、副作用も比較的軽いものが多いです。感染予防の効果は高く、医療従事者や感染リスクがある方には特に推奨されます。
副作用が気になる場合や持病がある方は、事前にかかりつけ医に相談するのがおすすめです。

ご予約・お問い合わせ

B型肝炎ワクチンの接種をご希望の方は、当院までお問い合わせください。詳細な費用や接種スケジュールについてご案内いたします。
B型肝炎は、適切な予防接種により発症リスクを大幅に低減できます。ご自身の健康維持のため、ぜひご検討ください。

肺炎球菌ワクチン

  • 小児不可
  • 原則電話予約

当院では肺炎球菌ワクチン接種を行っています。

種類 形態 方法 費用
肺炎球菌ワクチン
(ニューモバックス)
不活化ワクチン 皮下 または 筋肉 9,600円

対象となる方

高齢者や免疫抑制状態にある患者様が多く来院される当院では、肺炎球菌による感染症の予防が重要です。特に以下の方々に接種が勧められています。

  • 65歳以上の高齢者
  • 免疫力が低下している方
    (抗がん剤使用中)
  • 慢性疾患をお持ちの方
    (心臓・肺・肝臓病、糖尿病など)
  • 過去に肺炎を繰り返したことがある方

※65歳以上の方は、自治体による定期接種(助成対象)になる場合があります

副反応(副作用)について

軽度(多くの方に見られる一時的なもの)
  • 接種部位の痛み、赤み、腫れ
  • 軽い発熱
  • 倦怠感、筋肉痛
これらは通常、1~3日以内に自然に回復します
稀に起こる副反応
  • 発疹、じんましん
  • 頭痛、悪寒
ごく稀に起こる重篤な副反応
  • アナフィラキシー(重度のアレルギー反応)
接種できない方・注意が必要な方
  • 明らかな発熱がある方(37.5℃以上)
  • 重い急性疾患にかかっている方
  • ワクチン成分に対して過敏症のある方
  • 過去に同じワクチンで重いアレルギー反応を起こしたことがある方

ご予約・お問い合わせ

肺炎球菌ワクチンの接種は原則予約制です。 接種の可否や助成制度についての詳細は、受付またはお電話でお問い合わせください。 高齢者の肺炎予防は、日常の健康維持において大変重要です。ご自身やご家族の健康を守るために、ぜひこの機会に肺炎球菌ワクチン接種をご検討ください。