急な発熱や頭痛など内科全般にわたる初期治療や高血圧や脂質異常症(高脂血症)といった生活習慣病の診断・治療を行います。
高血圧
高血圧の人の大部分は、血圧を上げる原因を特定できない「本態性高血圧」というタイプです。腎臓や神経系などの何らかの遺伝的な異常に、塩分の摂りすぎや過食などの生活習慣・環境の要因が加わって起こります。
患者さんの数は少ないのですが、血圧を高くする明らかな原因があって高血圧になっている場合もあり、「二次性高血圧」といいます。腎臓の病気や内分泌の病気などが該当します。二次性高血圧では多くの場合、その原因となっている病気を治療すると、血圧が下がります。
脂質異常症(高脂血症)
脂質異常症とは、血液の中に溶けている脂質のどれかが正常値の範囲にない状態です。これといった自覚症状もなく日常生活を送る上での不都合もあまりないため、つい放置してしまいますが、そのままにしておくと、脂質が血管壁にたまって動脈硬化を引き起こします。動脈硬化になってもまだ自覚症状がなく、心筋梗塞や脳梗塞など深刻な事態になって、やっとその重大さに気づくことになります。